今日の音楽 3月8日 ドン=キホーテ(R.シュトラウス)
R.シュトラウスの交響詩「ドン=キホーテ」は1898年3月8日に、グリュッツマッハーのチェロ独奏とヴェルナーの指揮でケルンで初演されました。
副題が「大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲」という長ったらしいものです。チェロとヴィオラの独奏がそれぞれドン=キホーテ、サンチョ・パンサの役割を与えられ、オーケストラが彼らが立ち向かう幻の敵という対決的なところもあるという、構成的にも優れた作品です。チェロ、ヴィオラは独奏ですが協奏曲とは全く異なり、技巧を前面に出したりするものではないあくまでも役割なので、演奏によっては独奏者を招かずに演奏する事もありますが、チェロ(ドン=キホーテ)のみを独奏者として招いて演奏することが多いようです。
主題と10の変奏曲とエピローグという内容で40分程度の作品です。
今まで取り上げた曲
部屋とYシャツと私
ラコッツィ行進曲
交響曲第2番(シベリウス)
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