今日の音楽 3月3日 セレナーデ第1番(ブラームス)
ブラームスのセレナーデ第1番は1860年3月3日にハノーファーの宮廷劇場で初演されました。
大作曲家として認められるブラームスですが、管弦楽の作品は非常に少ないのがとっても残念です。4曲の交響曲以外では序曲が2曲と変奏曲が1曲、それ以外ではセレナーデが2曲だけ。。。
セレナーデ第1番は20代の時の作品で2管の小さな室内楽編成の5楽章の曲です。古典の形式にならって作られていて、繰り返しが非常に多いため、その繰り返しの省略のしかたで演奏時間は35分~50分になります。
スケルツォの楽章が2つあり、メヌエットもあるのが繰り返しの多い要因です。大学祝典、悲劇的序曲、ハイドンの主題による変奏曲の3曲に比べると演奏頻度が極端に小さいのは長さが原因。決して駄作というわけではありませんよ。
第1楽章です。
今まで取り上げた曲
ヴァイオリン協奏曲第22番(ヴィオッティ)
英雄の生涯
交響曲第3番「スコットランド」(メンデルスゾーン)
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