今日の音楽 3月2日 イタリアから
リヒャルト・シュトラウスの交響的幻想曲「イタリアから」は1887年3月2日にミュンヘンで初演されました。
元々はリヒャルト・シュトラウスは恩師ハンス・フォン・ビューロー の影響で絶対音楽を志向していましたが、ワーグナーやリストなどの影響を受けて標題音楽に興味を持つようになりました。
リヒャルト・シュトラウスの初めての標題作品が「イタリアから」です。ただし、標題音楽と言っても描写的な音楽ではなく、イタリアの印象などを取り入れて作った交響曲になっています。
第1楽章「カンパーニャにて」、第2楽章「ローマの遺跡にて」・・・この遺跡はカラカラ浴場、第3楽章ソレントの海岸にて、第4楽章「ナポリ人の生活」。第4楽章には「フニクリ・フニクラ」のメロディが使われていますが、これはシュトラウスが、登山電車のCMソングであった「フニクリ・フニクラ」をナポリ民謡と勘違いして使ってしまったものです。そのために演奏するたびに、作曲者のデンツァに著作権料を支払わなければならなかったそうです。
今まで取り上げた曲
交響曲第103番「太鼓連打」
子供の遊び(ビゼー)
歌劇「売られた花嫁」序曲
« 今日の音楽 3月1日 Love come for me(「スプラッシュ」のテーマ) | トップページ | 今日の音楽 3月3日 セレナーデ第1番(ブラームス) »
« 今日の音楽 3月1日 Love come for me(「スプラッシュ」のテーマ) | トップページ | 今日の音楽 3月3日 セレナーデ第1番(ブラームス) »
コメント