今日の音楽 1月6日 鏡(ラヴェル)
ラヴェルのピアノのための組曲「鏡」は1906年1月6日にビニェスのピアノ演奏でパリで初演されました。
ラヴェル30歳の時の作品で、彼のピアノ曲はここを境に和声的にも大きく変化して行ったと言われています。色彩の魔術師と言われるほど、ピアノという単一楽器で豊かな色彩を表現する手法はこの曲で確立されたとも言われる曲です。「鏡」というタイトルについてラヴェルは何も語っていないため真意はわかっていません。物理的な鏡ではないことは確かですが・・・
全曲を通すと30分という結構長い組曲ですので、演奏会では1曲を取り上げて演奏される事も多い曲です。
蛾、悲しげな鳥たち、海原の小舟、道化師の朝の歌、鐘の谷の5曲で、海原の小舟と道化師の朝の歌はラヴェル自身によって管弦楽にも編曲され、単独で取り上げられることも多い曲です。
ギーゼキングのピアノ演奏です。
今まで取り上げた曲
ハッスル
バレエ「牝鹿」(プーランク)
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