今日の音楽 1月18日 ピアノソナタ第7番(プロコフィエフ)
プロコフィエフのピアノソナタ第7番変ロ長調op.83は、1943年1月18日にモスクワでリヒテルの演奏によって初演されました。
ピアノソナタ第7番は、3曲の「戦争ソナタ」(6番~8番)の中で最も知られている作品で、特に演奏時間の短い第3楽章(3分強)は演奏効果も高いことからピアノのリサイタルなどでアンコールピースとして扱われる事も多い作品です。
第1楽章は、形式こそ古典的なソナタ形式ですが、ほとんど無調性で強烈な不協和音が散りばめられています。
第2楽章はラフマニノフなどが得意とした鐘を象徴した表現が多い美しい緩徐楽章
第3楽章はABCBAの対称型になっている7拍子の楽章。正確なリズム感や最後に猛烈な勢いでクライマックスを導く部分の演奏難易度の高さで知られています。
今まで取り上げた曲
さらば青春
この広い野原いっぱい
楽しい行進曲(シャブリエ)
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