今日の音楽 12月5日 キャロルの祭典
ブリテンのキャロルの祭典は1942年12月5日にウェストミンスター大聖堂で初演されました。
ブリテンは近代イギリスの作曲家の中では珍しく声楽曲に力を注いだ作曲家です。オペラは、「ピーター・グライムズ」など15曲も作曲していますし、「戦争レクイエム」など声楽曲も多数作曲しています。
この「キャロルの祭典」はウェストミンスター大聖堂少年合唱隊のために作曲されたもので、三声部の少年合唱とハープという編成になっています。女声合唱で演奏される事もあります。
キャロルは元来は中世フランスで生まれた宗教的な踊りの為の民謡で、降誕祭、復活祭などの行事の際に用いられる歌でしたが、やがて現在のようなクリスマスのための音楽になりました。
「キャルロの祭典」は、1.入堂 2.うれしい主の降誕よ 3.そのようなバラはない 4.生まれたての赤ん坊が-子守歌 5.四月の朝露のように 6.この小さな赤ちゃんは 7.間奏曲 8.凍りつく冬の夜に 9.春のキャロル 10.神に感謝 11.退堂 の11曲からなっています。第1曲と第11曲はグレゴリオ聖歌「今日キリストは生まれた」がそのまま使用されています。
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