今日の音楽 12月21日 映画「黄昏」のテーマ
アメリカの女優ジェーン・フォンダは1937年12月21日にニューヨークで生まれました。
父親が「荒野の決闘」などで知られるヘンリー・フォンダ 、弟が「イージー・ライダー」のピーター・フォンダという俳優一家で育ち1960年に「のっぽ物語」で映画デビュー。1970年代にはベトナム戦争に対する反戦運動に傾倒してい事もあり、先鋭的な女優として名を馳せました。
父親であるヘンリーの浮気が元で、母親が自殺したことから父親との確執が生まれ、父親と絶縁の状態が続きましたが、年月を経てようやく和解。ヘンリーがアカデミー賞に縁が無く、主演男優賞への思いが強い事を知っていたジェーンが、彼のために版権を買って映画化したのが「黄昏」でした。
実際のヘンリーとジェーンの間を思い起こさせるような老夫婦と娘の確執を描いた作品で、老夫婦にヘンリーとキャサリン・ヘプバーン を配し、自らも娘役で共演。映画は興行的にも成功を収め、ヘンリーはアカデミー主演男優賞を、キャサリンは主演女優賞を受賞。ヘンリーの76歳での受賞は史上最高齢の受賞、キャサリンは4度目という史上最多受賞の更新という記録も作っています。
ヘンリーは、体調を悪くしてアカデミー賞の授賞式にはジェーンが出席しました。ヘンリーはその数ヵ月後に亡くなっており文字どおり最後の一花となったわけです。
音楽はデイヴ・グルーシン が担当しました。
今まで取り上げた曲
白と黒で(ドビュッシー)
歌劇「ボッカチオ」(ズッペ)
詩曲(フィビヒ)
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