今日の音楽 12月20日 華麗なる大円舞曲
20世紀を代表するピアニストのひとり、アルトゥール・ルービンシュタインは1982年12月20日に亡くなりました。
1887年にポーランドでユダヤ人として生まれ、2歳の時に姉のピアノレッスンを聴いて、それをより魅惑的に再現したという伝説の神童で7歳の時にデビューを飾りました。10歳の時にベルリンに移って音楽の勉強を続け13歳でベルリン交響楽団と共演、1906年にカーネギーホールで行ったリサイタルが批評家から良い評価を得られなかったため4年間演奏活動を停止して技巧・表現に磨きをかけました。
1976年飛蚊症による視力低下で引退するまで89歳まで演奏活動を続けました。ポーランド生まれという事からも彼にとってショパンは特別の存在で、録音技術の進歩にともない複数回レコーディングをしています。
何の曲を取り上げようかと思いましたが、ショパンのピアノ作品の中でも最も華麗なワルツの中で最初に出版された、第1番変ホ長調の「華麗なる大円舞曲」op.18を取り上げます。
この曲は演奏は比較的平易ですが演奏効果が高いことからピアニストには好んで取り上げられる曲です。三部形式ですが、4つの主題が現れ冒頭のファンファーレと共に華やかさを表しています。
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