今日の音楽 10月27日 夜想曲(ドビュッシー)
ドビュッシーの夜想曲の全曲初演は1901年10月27日に行われました。
昨日に引き続いてドビュッシーになってしまいましたが、今日は管弦楽の曲です。
本来「夜想曲」(ノクターン)はアイルランドの作曲家フィールズからはじまり、ショパンが発展させた器楽曲のひとつですが、この「夜想曲」はアメリカの耽美主義の画家ホイッスラー のノクターンと題されるシリーズの「青と銀色のノクターン」「黒と金色のノクターン-落下する花火」から着想を得た音楽です。
3曲の組曲になっていて、
第1曲「雲」 雲が流れて消えていく様子を描いた曲で、中間部ではジャワのガムラン音楽の影響が見られます。
第2曲「祭」 祭りの盛り上がりとその後の静けさが描かれています。
第3曲「シレーヌ」 ギリシア神話などに出てくる生き物(セイレーン)の事で、女声合唱によるヴォカリーズが使われます。
ハイティンク指揮ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団です。
今まで取り上げた曲
チェロ協奏曲(エルガー)
ヴァイオリン協奏曲第2番(パガニーニ)
ロッシーニの「シンデレラ」の「悲しみよ去りゆけ」による序奏と変奏曲
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