今日の音楽 10月17日 ピアノ協奏曲第1番(メンデルスゾーン)
メンデルスゾーンのピアノ協奏曲第1番は1831年10月17日に初演されました。
若くして亡くなったメンデルスゾーンなので、全ての作品が若い頃の作品なのですが、コノピアノ協奏曲第1番は22歳の時に作曲されています。
メンデルスゾーンは、これ以前に「ピアノと弦楽のための協奏曲」と「2台のピアノのための協奏曲ホ長調」、「2台のピアノのための協奏曲変イ長調」という作品番号なしの3つのピアノのための協奏曲を作曲していますが、出版されたのはこの第1番が始めてです。
古典的な3楽章構成の曲ですがヴァイオリン協奏曲同様切れ目無く演奏されます。メンデルスゾーンは交響曲第3番でもこのように楽章の切れ目なく演奏するように作曲していますが、各楽章の関連性がそれ程強いわけでもなく、音楽の流れを途切れさせたくないという事を意図していると言われています。
第1楽章と第2楽章はベートーヴェンの延長線上という雰囲気の曲ですが、終楽章を聴くと単なる古典の模倣を脱したロマン派音楽という感じがしますね。終楽章の主題は、まるで流行歌みたいな軽いメロディです。
シフラのピアノ、シフラJr.指揮モンテカルロ歌劇場管弦楽団の演奏です。
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