今日の音楽 9月6日 クラプフェンの森で
ヨハン・シュトラウスのポルカ「クラプフェンの森で」は1869年9月6日に初演されました。
ポルカを事典などで検索すると、「19世紀初頭に起こったチェコの民族舞曲で速い2拍子の舞曲・・・」となるわけですが、ひとくちにポルカと言っても細分類すると3つの種類に分けられます。
①最も一般的なポルカ・シュネル 一番聴きなじみのある、速いテンポのポルカで、ヨハンの「観光列車」「狩」「うわき心」、ヨゼフの「おしゃべりかかわいい口」「休暇旅行で」などがあたります。ヨハンの「トリッチ・トラッチ」、「雷鳴と電光」もそれに当たるのですが、ただ曲目全集では、ただのポルカになっています。
②ポルカ・フランセーズ フランス風ポルカでゆったりとしたテンポの曲。ヨハンでは「クラプフェンの森」、ヨゼフは「鍛冶屋のポルカ」「風車」など
③ポルカ・マズルカ マズルカ風のポルカで3拍子。ヨハンでは「心と魂」、ヨゼフでは「女心」「とんぼ」などがあります。
クラプフェンの森はヨハン・シュトラウス二世の作曲したポルカ・フランセーズで、元々はロシアを旅行したときに作曲し「ハバロフスクの森」というタイトルでしたが、ウィーンで初演するにあたってウィーンの北にある小高い丘であるクラプフェンの森にタイトルを変更したそうです。のどかな田園風景と鳥の声が特徴です。
クライバー指揮ウィーンフィルの演奏です。
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