今日の音楽 9月21日 ピアノ協奏曲第2番(メンデルスゾーン)
メンデルスゾーン作曲のピアノ協奏曲第2番は1837年9月21日にバーミンガムで初演されました。
メンデルスゾーンのコンチェルトと言えば、何といってもヴァイオリン協奏曲が知られていますが、ピアノ協奏曲は4曲作曲されています。わずか13歳の時に作曲された第0番(ピアノと弦楽のための協奏曲)と22歳の時の第1番 と途中で作曲が放棄された未完成の第3番、そして完成された最後のピアノ協奏曲になった第2番です。
3楽章の古典的な協奏曲の形式ですが、ヴァイオリン協奏曲同様楽章間の切れ目は無く演奏されます。1837年のバーミンガムの音楽祭のために依頼されて作曲されたもので、どちらかと言えばピアノのヴィルトーゾ的なテクニックを駆使する曲ではないため、あまり演奏会で取り上げられる機会がないようです。
逆に、憂いを含んだ哀感たっぷりの第1楽章-天国的に美しい第2楽章-軽快で明るい第3楽章という、ヴァイオリン協奏曲にも当てはまるメンデルスゾーンの世界が繰り広げられています。
ゼルキンのピアノ、オーマンディ指揮コロンビア交響楽団の演奏です。
今まで取り上げた曲
メロディ(チャイコフスキー)
ゴースト・バスターズ
G線上のアリア
« 今日の音楽 9月20日 ツィゴイネル・ワイゼン | トップページ | 今日の音楽 9月22日 ショーほど素敵な商売はない »
« 今日の音楽 9月20日 ツィゴイネル・ワイゼン | トップページ | 今日の音楽 9月22日 ショーほど素敵な商売はない »
コメント