今日の音楽 8月16日 ジークフリート
今年生誕200年を迎えたリヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニーベルンクの指環」の第2夜(3作目)である楽劇「ジークフリート」は1876年8月16日に第1回のバイロイト音楽祭で初演されました。
1856年から1871年にかけて作曲され、台本は勿論ワーグナー自身。「ニーベルンクの指環」の4つの楽劇の中で、着手から完成までに最も年月を要した作品です。
1852年に全4作の台本が完成し、1853年11月から翌年にかけて「ラインの黄金」、1856年には「ワルキューレ」が完成したのですが、処々の事情や中断があって10年以上の年月がかかったわけです。
「ジークフリート」は、ニーベルンク族のミーメに育てられたジークフリートがヴォータンによって岩山に幽閉されたブリュンヒルデを救い出すまでのストーリーで、ここでは完全に主人公となっていますが、ジークフリート役は4時間弱の間ほぼ出ずっぱりな上に、最後にブリュンヒルデと長大な二重唱がある超何役として有名です。
第2幕第2場の「森のささやき」、ゲルハルト指揮ロンドンフィルです。
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