今日の音楽 7月5日 無伴奏チェロソナタ(コダーイ)
ハンガリーのチェリスト ヤーノシュ・シュタルケルは1924年7月5日にブダペストで生まれました。
7歳のときにブダペスト音楽院に入学を許可されるほどの神童ぶりで11歳でソロデビューを果たしました。1945年に21歳でブダペスト国立歌劇場管弦楽団とブダペスト・フィルハーモニーの首席チェロ奏者に就任し、1946年には祖国を去りヨーロッパを演奏しながらまわり、1948年にドラティの招きで渡米し、ダラス交響楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、シカゴ交響楽団 の首席チェリストを歴任し1958年にソロ活動に転進しました。
ハンガリー人によるチェロの曲といえば、まずコダーイの無伴奏チェロソナタを思い出しますが、シュタルケルはこの曲の録音でヨーロッパでディスク大賞を受賞したり、アメリカでの録音では批評家に「カザルス」の後継者と言われるほど得意とした曲です。
コダーイの無伴奏チェロソナタは1915年に作曲され3つの楽章による古典的な形式の曲です。技巧的にも非常に難しい曲ですが、それにも増してチェロの可能性を最大に引き出し、チェロによってハープ、バグパイプ、太鼓、ツィンバロンなど様々な楽器を模倣させています。
第3楽章です。
今まで取り上げた曲
科特隊のテーマ
不思議な体験
ピアノ協奏曲第4番(ベートーヴェン)
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