今日の音楽 6月3日 喜遊曲K.136
モーツァルトの作品を整理し目録を出版したケッヘルは1877年6月3日に亡くなりました。
ケッヘルは時系列で並べた番号をつけたのですが、その後の研究などで作曲の順番が入れ替わったりしたため、5回の改訂が加えられています。ただし、第3版以降の番号の付け方がわかりにくかったため、今でも初版の番号が使われています。但し、最新の第6版の番号も K.297(300a)というように併記する場合もあります。
ケッヘルの本業は鉱物学者と植物学者で音楽は本業では無かったのですが、これが後世に残るのですから大したものです。
さて、本当は日付の「63」とか「603」とかを紹介しようと思ったのですが、あまり知られていない曲のようなので、無視して136にしました(笑)
モーツァルトはディヴェルティメント(喜遊曲)を20曲作曲していますが最も有名なのが、2作目のK.136ニ長調です。元々はヴァイオリン2本、ヴィオラ1本とバスという弦楽四重奏で書かれていますが、弦楽合奏で演奏される事も多い作品です。16歳の作品で瑞々しく若々しい作品ではありますが、メヌエットの無い3楽章の作品なので正式にはディヴェルティメントとは言い難いようです。
今まで取り上げた曲
ポルカ「雷鳴と電光」
ワルツ「ウィーンの森の物語」
ワルツ「ウィーン気質」
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