今日の音楽 5月30日 ヴァイオリン協奏曲第1番(バルトーク)
バルトークのヴァイオリン協奏曲第1番は1958年5月30日に初演されました。
作曲当時(1907年から8年ごろ)バルトークが想いを寄せていたヴァイオリニストのシュテフィ・ゲイエルに献呈された為に、抒情的な曲になっていますがその想いは遂げられなかったため、後には管弦楽曲の「2つの肖像」に転用されパロディ化されています。
ゲイエルの死後、その遺産の中から発見されるまで存在が知られておらず、それまでは現在の第2番がバルトーク唯一のヴァイオリン協奏曲とされていました。それゆえに、初演は作曲されてから半世紀以上後という事になったわけです。
古典の形式を逸脱した2楽章構成で第1楽章が緩徐楽章になっています。
第1楽章です。
今まで取り上げた曲
ヴァイオリンソナタ(ラヴェル)
オラトリオ「火刑台のジャンヌ・ダルク」(オネゲル)
戦争レクイエム(ブリテン)
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