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2013年5月29日 (水)

今日の音楽 5月29日 歌劇「死の都」

作曲家のコルンゴルトは1897年5月29日に現在のチェコのブルノで生まれました。

モーツァルトの再来とよばれるほどの神童ぶりで9歳で作曲したカンタータを聴いたマーラーは「天才だ」と叫び、11歳で作曲したバレエ音楽「雪だるま」はフランツ・ヨゼフ一世の御前で演奏されました。その後もR.シュトラウスを驚嘆させ14歳の時にはベルリン・フィルの名指揮者ニキシュに作曲を委嘱され、という輝かしいスタートを切ったわけです。

10代の後半には既にオペラ作曲家の名声も得て30歳過ぎにはシェーンベルクと並ぶ存命する最高の作曲家と言われるようになりました。

1926年のザルツブルグ音楽祭で出会ったプロデューサーのマックス・ラインハルト と知り合って、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」をミュージカルにする仕事を請けたことを皮切りに映画音楽の世界へ足を入れました。この頃から彼の名声には陰りが見られ、ユダヤ人だったことから、ドイツのオーストリア併合でアメリカへ亡命。食べるために映画音楽を書き続け多くの傑作を残しています。彼の映画音楽はクラシック音楽を大きく逸脱するものではなく、彼自身もオペラの延長線上と考えて作曲を続けたのですが、大戦後オーストリアに戻ったコルンゴルトにかつての名声は無く、映画に魂を売った音楽家というレッテルを貼られ、失意のうちにアメリカに戻り、1957年にさびしくこの世を去っています。

近年コルンゴルドの音楽は見直され、またジョン・ウィリアムズなどのシンフォニックな映画音楽は少なからず彼の影響を受けたと言えるでしょう。

「死の都」は、23歳の時に作曲した彼の最高傑作オペラです。舞台はベルギーのブルージュ。ベルギーのロダンバックの「死都ブルージュ」に基づくオペラで、彼の作風であるR.シュトラウスのような大掛かりなオーケストレーションとプッチーニのような美しい旋律をあわせた曲です。

ブルージュ自体、かつて港町として栄えたものの次第に土砂が堆積し港町としての機能を失い死の都と呼ばれるようになったのですが、この話では主人公の亡き妻マリーを死の都になぞらえています。

レネ・フレミングのソプラノでマリエッタの歌「私に残された幸せは」です。

今まで取り上げた曲
オラトリオ「四季」(ハイドン)
若者たち
春の祭典

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