今日の音楽 4月8日 交響曲第5番(ブルックナー)
ブルックナーの交響曲第5番変ロ長調は1894年4月8日にグラーツで初演されました。
改訂好きのブルックナーが完成した交響曲の中では珍しく改訂が加えられていない曲として知られている第5番は、非常に完成度が高い曲として知られています。まあ、改訂をしていないという事はブルックナー本人も完成度が高いと思っていたんでしょうね。
長さは第8番に次いで長いのですが、ブルックナーの場合マーラーと異なり基本的には交響曲は古典の形式に則った4楽章で構成するので、1楽章あたりの長さがやたらに長いという事です。
第1楽章は、アダージョの序奏がついたソナタ形式、第2楽章は緩徐楽章、第3楽章はスケルツォ、終楽章はベートーヴェンの第九のように第1・第2楽章を想起しながらのフーガを含んだソナタ形式になっています。終楽章は圧巻のクライマックスをつくっています。
第4楽章 クナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィルの演奏です。
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