今日の音楽 4月21日 ラシーヌ雅歌
17世紀フランスの劇作家ジャン・バティスト・ラシーヌは1699年4月21日に亡くなりました。
シャンパーニュ地方出身のラシーヌは修道院の付属学校で厳格なカトリックを学び、これが彼の創作活動に大きな影響を与えたようです。
彼の作品は、ラモーやヘンデルなどバロック時代の作曲家に多く取り上げられました。ラモーの歌劇「イポリートとアリシー」は「フェードル」を下敷きにして作曲されたものですし、ヘンデルもオラトリオ「エステル」を作曲しています。
ラシーヌの宗教的な詩を元に、ハルモニウム と混声合唱のためにフォーレが作曲したのが「ラシーヌ雅歌」です。フォーレ18歳の時の音楽学校の卒業記念作品ですが、美しく厳かなこの合唱曲から後のフォーレの活躍を伺い知ることができると思います。
今まで取り上げた曲
そよ風の口づけ(キャンディーズ)
フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(ドビュッシー)
古典交響曲(プロコフィエフ)
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