今日の音楽 3月3日 ヴァイオリン協奏曲第22番(ヴィオッティ)
イタリアのヴァイオリニストで作曲家のジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティは1824年3月3日にロンドンで死去しています。
ヴィオッティは、モーツァルトが生まれる1年前にイタリアで生まれヴァイオリニストとして活躍しました。特にパリで名声を獲得しましたがフランス革命から逃れてイギリスに渡りハイドンと親交を持ちました。この時にハイドンの交響曲第103番などの初演に携わっています。
作曲家としても、ヴァイオリン曲を中心に活動しました。ヴァイオリン協奏曲を29曲、弦楽四重奏曲を21曲作っていますが、弦楽四重奏曲は、独奏ヴァイオリンと弦楽三重奏による伴奏のような作風でした。
特にヴァイオリン協奏曲第22番イ短調は、ヴィオッティの代表作で、ブラームスやヨアヒム などは、この曲を絶賛しています。形式は古典的なハイドンスタイルの協奏曲を継承していますが、技巧的にも高い曲で今でもヴァイオリンを上級練習者のレパートリーのひとつとなっています。
オイストラフのヴァイオリン、コンドラシン指揮ソヴェト国立交響楽団です。
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