今日の音楽 3月17日 ピアノ協奏曲第2番(ショパン)
ショパンのピアノ協奏曲第2番は1830年3月17日にワルシャワで初演されました。
第1番のピアノ協奏曲に比べるとおっそろしく知名度が低い曲ですが、実は第1番より先に書かれた、ショパン初のピアノ協奏曲です。
ショパンとかシューマンは、オーケストレーションンが稚拙だと指摘されるのですが、確かに楽器の特性を活かし切れていないで、楽器によっては折角弾いても聞こえないとか、聞こえるように楽器を重ねすぎて失敗している箇所があるのは事実です。ただ、コンポーザーとしては、世界最高峰の方々ですからオーケストレーションの稚拙さなんて差し引いても余りある魅力的なオーケストラ曲だと思います。ただ、我々稚拙な技術のアマチュア・オーケストラでは、その曲に対する表現力を十分に引き出すには、オーケストレーションの上手な作曲家の作品の方が取り組み易いのは事実だとは思います。
この第2番の協奏曲は、オーケストレーションはショパン以外の人物の手によるという説もありますが、真偽は定かでは無いようです。ただ、終楽章のコルレーニョなど工夫がされていてショパンらしさは味わえる曲です。終楽章は、マズルカを基にした楽章で、冒頭を聞いているとショパンのマズルカそのものという感じですね。
キーシンのピアノで、第3楽章です。
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