今日の音楽 3月14日 ハンブルグの潮の満干
ドイツ・バロック時代の作曲家テレマンは1681年3月14日にマクデブルクで生まれました。
バッハ、ヘンデルといった後期バロック時代の巨匠の影に隠れてしまいイマイチ地味な存在ですが、後期バロックから古典派への橋渡しをした作曲家として評価されています。
ハンブルグの潮の満干は、1723年に作曲されたテレマンの水上の音楽と言われている作品で、序曲、サラバンド(眠るティーティス)、ブレー(目覚めるティーティス)、ルール(恋に堕ちたネプチューン)、ガヴォット(踊る泉の精霊たち)、ハーレキナード(戯れるトリトン)、メヌエット(吹きすさぶ風)、メヌエット(心地よい西風)、ジグ(潮の満ち干)、カナリ(愉快な舟人たち)という当時の舞踏組曲の様式をとりながら、海の様子や海にまつわる神話の世界を表現しています。特に、第9曲のジグでは、潮が満ちてきて引いていく様子をわずか1分余りの中で表現しています。
第7曲から第10曲までです。ヴェンジンガー指揮バーゼル・スコラ・カントルムです。
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