今日の音楽 3月10日 カルメン幻想曲
歴史的名ヴァイオリニスト パブロ・サラサーテは1944年3月10日にスペインで生まれています。
小さい時からヴァイオリンを学び、8歳で初公演、その後パリ音楽院へ入学。1860年代から演奏活動を初め、パガニーニと並ぶ歴史上のヴァイオリン・ヴィルトーゾとして名を残しました。楽器の名手がいる時代には、その楽器のための協奏曲の名曲が多く作曲されているのですが、サラサーテも数多くの名曲を献呈されています。
サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ 、ヴァイオリン協奏曲第3番
ラロ スペイン交響曲
ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第2番、スコットランド幻想曲
などがあります。
サラサーテ自身もヴァイオリンとオーケストラのための曲を作曲していて、ツィゴイネルワイゼンという名曲中の名曲がありますが、ビゼーの歌劇「カルメン」 のパラフレーズのカルメン幻想曲も人気の高い曲です。勿論、名曲をただなぞっただけではなくて、難しい技巧の数々を織り込んでいるのもサラサーテならではでしょう。
序奏 アラゴネーズ トリル、重音奏法、グリッサンド、フラジオレットなど
Moderato ハバネラ 装飾音
Lento assai トゥ・ラララ フラジオレットなど
Allegro moderato セギディーリャ ピッツィカート、トリル、グリッサンドなど
Moderato ジプシーの歌
という構成です。
五島みどりのヴァイオリンです。
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