今日の音楽 2月28日 交響曲第3番(ニールセン)
ニールセンの交響曲第3番は1912年2月28日にニールセン自身の指揮でコペンハーゲン宮廷劇場管弦楽団によって初演されました。
ブルックナーの田園交響曲に続いて、ニールセンの田園交響曲です(笑)。
何回も書いていますが、ニールセンて日本では人気低いですよね。なぜでしょうか。特に日本人が理解できないほど民族色が強すぎるわけでもなく、極度に前衛的でも無いんですが、同じ北欧のグリーグやシベリウスに比べると非常に知名度が低いのが残念です。グリーグには「ペール・ギュント」、シベリウスには「フィンランディア」という圧倒的に有名な曲があるからですかね。
この曲は、正式な編成では第2楽章にソプラノとバリトンのヴォカリーズ が入りますが、クラリネットとトロンボーンで代用可となっています。「広がりの交響曲」というタイトルがつけられていますが、第1楽章の発想記号がAllegro espansivoであることが由来で楽曲全体に対しての意味は無いそうです。第2楽章が牧歌的な曲になっていてニールセンの田園交響曲と称される理由になっています。第3楽章はスケルツォのような楽章ですがテンポはAllegrettoでゆっくり気味。第4楽章は堂々としたブラームスの交響曲第1番を思わせる楽章です。
バーンスタイン指揮デンマーク王立管弦楽団です。
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