今日の音楽 2月23日 王宮の花火の音楽
作曲家ヘンデルは1685年2月23日にドイツのハレで生まれました。
1710年にハノーファー選帝候の宮廷楽長になりましたが1712年にそのままの地位でロンドンに移住し、生涯の3分の2はイギリスで過ごしました。同時代に活躍したバッハ(バッハは同じ年の3月生まれ)がカンタータなどの教会音楽を中心に活躍したのに比べて、ヘンデルは歌劇や劇場用オラトリオなど劇場用の音楽で本領を発揮しました。2人は生涯会うことが無かったと言われています。
「王宮の花火の音楽」は1748年のオーストリア継承戦争終結のために行われたアーヘンの和約 を記念して作曲され1749年に祝典の中で初演されました。
オリジナルは、管楽器と打楽器のみという編成で、これは当時のイギリス国王ジョージ2世 の意向だったそうで、オーボエ24本、ホルン9本、トランペット9本、ティンパニ3対、ファゴット12本という編成でしたが、ヘンデル自体は弦楽器の使用を望んでいたため後に改訂して、弦楽合奏とコントラファゴットを加えて管楽器を減らす編成の版を作っています。
全部で5つの楽章からできていて、アラ・ホーンパイプからの引用があるなど水上の音楽とは密接な関係にある曲です。
アンドリュー・デイヴィス指揮BBC交響楽団で、序曲です。
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