今日の音楽 2月16日 ウェルテル
マスネの歌劇「ウェルテル」は1892年2月16日にウィーンで初演されました。
原作は勿論ゲーテによる書簡体小説の「若きウェルテルの悩み」。1885年に着手し87年に完成しましたが、初演を依頼したオペラコミック座の支配人から陰鬱すぎるという理由で断られ、さらにその年の暮れにオペラコミック座が火事で消失しお蔵入りになってしまいました。
その後1890年に、ウィーンで初演された歌劇「マノン」が大成功し、宮廷歌劇場が既に完成していた「ウェルテル」に興味を示し初演の運びとなったわけです。
この曲の中では「手紙の歌」と「オシアンの歌」が人気が高いアリアとして単独で取り上げられる機会が多い曲です。
オシアンの歌「春風よ、なぜ私を目覚めさすのか」。パヴァロッティのテノール、ファブリティース指揮ナショナルフィルです。
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