パイオニア交響楽団第24回演奏会に向けて・1
パイオニア交響楽団第24回定期演奏会は2月17日(日)午後2時開演で、東京の新宿文化センターで行われます。恒例の?筆者の独断と偏見による演奏会ご案内シリーズをスタートしますヨ。
今回は、オール・ロシア・プロです。(と、言ってもプロコフィエフは当時は帝政ロシアですが、現在はウクライナで生まれていますが)
前プロはチャイコフスキーの荘厳序曲「1812年」、中プロはプロコフィエフの音楽的物語「ピーターと狼」、メインはチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」というとってもポピュラーな曲ばかりのプログラムになっています。第23回の演奏会ではプログラムの合計時間が60分強と比較的短いプログラムでしたが、今回は1時間30分を超える時間で、しかもチャイコフスキーの2曲はとってもハードな曲なので練習は大変です。当団のいつものスケジュールで行くと大体演奏会2ヶ月前に中だるみがあって、1ヶ月前からギアチェンジという具合なのですが、今回は中だるみの期間が正月で練習無しですのでたるんでいる暇が無いというスケジュール(笑)です。
ロシア・プロと言っても、チャイコフスキーもプロコフィエフも民族主義的な色合いの薄いグローバルな作風の作曲家ですので、「1812年」とか「ピーターと狼」といった民族的な題材であっても、あまりロシアを感じさせる曲ではありません。どちらかと言えば、華やかな前プロ、楽しい中プロと古今の交響曲の最高傑作のひとつという雰囲気の演奏会を楽しんで頂けると思います。
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