今日の音楽 1月8日 抒情組曲(ベルク)
ベルクの十二音技法による大曲、抒情組曲は1927年1月8日にコーリッシュ弦楽四重奏団によってウィーンで初演されました。
第1楽章と第6楽章が十二音技法による曲で、その他の楽章では一部十二音技法を用いていますが基本的には無調で作曲されています。2楽章から4楽章までは後に弦楽合奏に編曲されています。
後に、ベルクとハンナ・フックス=ロベッティン夫人との不倫の恋が主題となっていることが明らかにされました。ハンナの頭文字HとF、ベルクのAとBの音で構築されています。
全部で6つの楽章で出来ていて最後には「トリスタンとイゾルデ」の序奏が暗示的に出てきます。
ジュリアード弦楽四重奏団です。
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