今日の音楽 1月4日 奥様女中
イタリアの作曲家ペルゴレージは1710年1月4日に生まれています。
モーツァルトやロッシーニへと続くオペラブッファの基礎を築いた作曲家として知られておりバロックから古典派へと続く過渡期の作曲家と位置づけられています。わずか26歳という若さで亡くなっているために、遺された作品の数は多くはありませんが。スターバト・マーテルや歌劇「奥様女中」といった傑作を残しています。
「奥様女中」はもともとは「誇り高き囚人」の幕間劇として作曲されましたが、「誇り高き衆人」の評判があがらず、逆に幕間劇の方が人気が出て今ではペルゴレージの代表作となっています。自分との結婚に踏ん切りがつかない主人のウベルトに対し女中のセルピナが一計を案じて結婚の決心をさせるというお話です。
この奥様女中は結局数年後にパイジェルロが同じ台本でオペラを書いてペルゴレージの作品の人気を奪い取ってしまったという後日談があります。
「おこりんぼさん、私のおこりんぼさん」です。
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