今日の音楽 1月29日 亡き児をしのぶ歌
マーラーの歌曲集「亡き児をしのぶ歌」は1905年1月29日にワイデマンの独唱でウィーンで初演されました。
ドイツの詩人フリードリヒ・リュッケルト の425篇の連作詩集から5篇を選んで声楽と管弦楽のための曲にしたものです。この詩はリュッケルトの子供のうちの2人が16日の間に相次いで亡くなった後に書かれたもので、マーラー自身もこの曲を作曲した4年後に4歳の娘を病気で亡くしてしまいました。マーラーは「私自身の子供が死んだと想定して作曲したものだが、実際に自分の子供を失った後であったなら書けなかっただろう」と語っています。
曲は、メゾ・ソプラノ或いはバリトンの声域で書かれていますが女声の方が効果的なようです。また、マーラー自身がこの曲の連続性に触れており、マーラーの他の曲集と異なり順番通りに演奏されます。
第1曲「いま太陽が燦燦と昇ろうとしている」
第2曲「いま私はわかった。なぜそんな暗い炎を」
第3曲「おまえたちのおかあさんが戸口から歩み入るとき」
第4曲「よく私は子供らはただ散歩に出かけただけだと考える」
第5曲「こんな嵐のときに」
です。
アラ・コノリーの歌で、第5曲「こんな嵐のときに」です。
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