今日の音楽 12月28日 水の戯れ
作曲家モーリス・ラヴェルは1937年12月28日に亡くなっています。
ラヴェルの作品の特徴といえば、独特の色彩感。管弦楽曲は勿論、ピアノ曲も色彩感溢れる作品を数多く残しています。ラヴェルの色彩感の特筆すべき点は、色の違いだけでなく陰影が非常に上手く表現されている事です。
「水の戯れ」は、ラヴェルの特徴ともいえる古典的なソナタ形式の中で水そのものの動きを捉えた作品として名曲のひとつでしょう。作曲家の三善晃は「水の運動と態様を描いてこれほど素晴らしい作品は無い」と言うほどの作品で1902年という比較的早い時期のものです。原題のJeux d'eauは噴水という意味で、どちらかと言えばこの噴水を連想して聴く方がぴったり来る様な気がします。
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