今日の音楽 12月23日 スターバト・マーテル(ドヴォルザーク)
ドヴォルザークのスターバト・マーテルは1880年12月23日にプラハで初演されました。
スターバト・マーテルは13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌のひとつで、我が子イエス=キリストが磔刑になって母マリアが受けた悲しみを歌った歌です。中世以来ジョスカン・デ・プレ、パレストリーナ、シャルパンティエ、ヴィヴァルディ、A.スカルラッティ、ペルゴレージ、ハイドン、シューベルト、ロッシーニ、グノー、コダーイなど多くの作曲家(600人ほどと言われています)が手がけています。
その中でも、ロッシーニのものとドヴォルザークのものが良く知られた作品です。
1875年に長女が突然亡くなり、それを悼む気持ちで作曲を始めたものの、多忙をきわめスケッチ段階で放置されていたのですが、1876年に長女と二女を相次いで亡くしたことでこの2人の冥福を祈るために作曲を再会し11月に完成しました。
初演は3年後に行われましたがドヴォルザークの声楽曲の頂点になる曲と位置づけられています。全10曲で演奏時間は1時間15分程度かかります。
サヴァリッシュ指揮チェコフィルです。
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