今日の音楽 12月14日 ジャンニ・スキッキ
プッチーニのオペラ三部作は1918年12月14日にメトロポリタン歌劇場で初演されました。
プッチーニの三部作とは「外套」、「修道女アンジェリカ」、「ジャンニ・スキッキ」の3つの短編オペラを一気に上演しようという試みでした。当時パリでは短編もののオペラを3つ上演するという興行をやっていた劇場もあったというのがきっかけのひとつと考えられています。
この3作は直接の関連性がなく、結果としては「外套」はヴェリズモ・オペラの亜流と評され、「修道女アンジェリカ」は駄作と酷評され、唯一「ジャンニ・スキッキ」のみが大絶賛されたそうです。その後実際の上演でも。「修道女アンジェリカ」は3部作から落とされて「外套」「ジャンニ」だけの上演になり、今では「ジャンニ」のみが演奏される機会が多くなっています。
ジャンニ・スキッキは、プッチーニが完成した最後のオペラで、唯一の喜劇です。
パッパーノ指揮でコヴェントガーデン王立歌劇場による映像化作品です。
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