「私は女」の大ヒットで、オリヴィア・ニュートン・ジョン、リンダ・ロンシュタットなどと並んで70年代ポップスを代表する女性ヴォーカリストと言われ、「デルタの夜明け」「私はイエスがわからない」「歌のある限り」「アンジー・ベイビー」「ピースフル」など数々のヒット曲を残しています。「ひとりぼっちの悲しみ」(Leave Me Alone)は、失恋の悲しみの歌なのですが、それを感じさせない女性の力強さを歌っていて、ウーマン・リブの風潮の高まりの歌としてもてはやされた「私は女」を歌ったヘレンらしい曲でした。
当初は「手に手をとって(Hand in Hand・・・谷村新司ではありません)」というタイトルがつけられていましたが、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世がオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世を表敬訪問した時に両皇帝の友情の象徴として、皇帝円舞曲というタイトルがつけられたと言われています。シュトラウス晩年のワルツでは最も人気の高い曲です。