今日の音楽 9月6日 皇帝ティートの慈悲
モーツァルトの歌劇「皇帝ティートの慈悲」は、1791年9月6日プラハで神聖ローマ皇帝レオポルド2世のボヘミア王としての戴冠式で初演されています。
実在したローマ皇帝のティトゥスを描いた作品です。ティトゥスはポンペイの町が大噴火で埋まってしまった時の皇帝で災害復旧に寝る間も惜しんで尽力し、その激務から早死にしてしまったという、大変に慈悲深い皇帝として知られています。オペラのストーリーは自分を暗殺しようとしたヴィッテリアを「裏切りよりも慈悲が強い」として許すという話。モーツァルトのオペラの中では時間も短いため「にわか作り」という評価もあって、上演回数は非常に少ない作品でした。
序曲です。アンドリュー・デイヴィス指揮ロンドン・フィルです。
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