今日の音楽 9月29日 真珠採り
ビゼーの歌劇「真珠採り」は1863年9月29日にパリのリリック座で初演されました。
ローマ大賞を受賞してローマ留学から帰国したビゼーが、リリック座の支配人カルヴァロからの要請で作曲したのが「真珠採り」です。初演は聴衆からは喝采を浴び、評論家からは酷評されるという結果でしたが、ベルリオーズが高く評価したそうです。
舞台はメキシコを想定されていましたが後にセイロン(スリランカ)になっています。ストーリーは、真珠とりの頭領ズルガと旧友のナディールがかつて恋争いをして、尼僧となって戻ってきたレイラとの間で再発した恋の争いの話。特にナディールの歌う「耳に残るは君の歌声」は、アルフレッド・ハウゼがタンゴにアレンジして、真珠とりのタンゴとして世界中に知られるようになりました。
ナディールのロマンス「耳に残るは君の歌声」です。
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