今日の音楽 9月24日 時をかける少女
作家の筒井康隆は1934年9月24日に生まれています。
日本を代表するSF作家のひとりでもあり、演劇の世界でも活躍していますが、差別問題による中傷などの影響で1993年から1997年まで断筆するなど話題には事欠かない作家です。
代表作の七瀬三部作(家族八景、七瀬ふたたび、エディプスの恋人)をはじめ、富豪刑事などたびたびTVドラマなどで扱われていますが、何と言っても「時をかける少女」でしょうね。
原作は1967年に刊行され、「時をかける少女」から翻案された1972年の「タイム・トラベラー」から始まり、映画やTVドラマとして何度も映像化されています。中でも、大林宣彦監督の尾道三部作(他の2作は「転校生」と「さびしんぼう」)の2作目として原田知世映画初出演で製作された「時をかける少女」は日本の青春映画の傑作のひとつでした。
西暦2660年の未来から、既にその時代には滅んでいた「ラベンダー」の採取のために時空を超えてやってきたケン・ソゴル(現代では深町一夫)と高校生芳山和子をめぐる物語。松任谷由実が作詞作曲した主題歌も映画と併せてヒットしました。映画ではエンディングでメイキングのような映像の中で歌うという手法が使われています。
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