今日の音楽 8月27日 セロ弾きのゴーシュ
詩人で童話作家の宮沢賢治は1896年8月27日に岩手県川口村(現花巻市)で生まれました。
わずか37年という短い生涯で、生前は正当な評価を得られず、死後作品から溢れるヒューマニズムや郷土愛が評価され、今では最も人気の高い作家のひとりになっています。
私個人的にも、生まれて初めて読んだ長編作品というのが宮沢賢治の「風の又三郎」でした。幼稚園の時に扁桃腺の切除手術をした時に祖母が買ってきてくれた本でした。
宮沢賢治自身、音楽が好きでオルガンやチェロを齧った事はあるようですが、いずれも大成はしませんでした。
彼の作品「セロ弾きのゴーシュ」では、いつも楽団の団長に怒られてばかりのチェロ奏者ゴーシュが、夜毎やってくる動物たちのリクエストに応えて演奏している内に上手になっていくというお話。アニメなどにもなっていますが、ここで紹介する「セロ弾きのゴーシュ」は、全くストーリーと関係ないさだまさしの曲です。
さだまさし2枚目のアルバム「風見鶏」の中の曲で、本来は森山良子への提供曲でした。サン=サーンスの「動物の謝肉祭」の「白鳥」のメロディを使った曲で、下手糞ながらチェロを弾く事が好きだった亡くなった恋人を思い出して歌う曲です。オリジナル・ヴァージョンでは無いですが・・・
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