今日の音楽 7月22日 鍛冶屋のポルカ
ヨハン・シュトラウス二世の弟ヨーゼフ・シュトラウスは1870年7月22日に亡くなりました。
音楽的な才能は兄のヨハンを凌ぐと言われ、華やかさではヨハンに一歩譲るものの叙情性溢れた曲を多く遺しました。残念ながら43年という短い生涯で終わったため、ヨハン程の名声は得られませんでしたが後世への影響は大きいものがあったと言われています。
詩情性豊かなワルツに比べてポルカはユーモアに溢れた作品が多く、「休暇旅行にて」「おしゃべりな可愛い口」「女心」「憂いもなく」などの傑作があります。中でも知られているのが「鍛冶屋のポルカ」。1869年3月に金庫メーカーのヴェルトハイム商会の耐火金庫2万個の製造を記念して催した花火大会と舞踏会のために依頼された曲です。
金床を使った曲で(金床は他では、ヴェルディの「トロバトーレ」の鍛冶屋の合唱でも使われています)今年のニューイヤー・コンサートでは指揮者のヤンソンス自身が金床を叩きながら指揮をしていました。
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