今日の音楽 6月6日 ガイーヌ
アルメニアの作曲家ハチャトゥリャンは1903年6月6日に生まれています。
個人的には、ハチャトゥリャンという作曲家は好きではない作曲家のひとりなのですが・・・というのも野卑で、ワンパターンで、音楽の内容が濃くない・・・と感じるからです。
何故か、メロディが日本人には好まれていて、「剣の舞」などは誰でも知っている曲ですし、最近は「仮面舞踏会」のワルツも浅田真央さんによって有名になりましたね。有名ではありますが、音楽的価値としては最初の数十秒で十分で、後は同じことの繰り返しという演奏する側も途中で飽き飽きしてしまう曲なんですが・・・(勿論私見です)
あらゆる分野の曲を作曲しているハチャトゥリャンですが、やはり最も有名無いのは、バレエ「ガイーヌ」です。1942年12月にキーロフバレエ団のよって初演されたソ連の集団農場万歳!という内容の曲なので、本来はソ連が崩壊した現在となっては殆ど意味の無いプロパガンダ作品です。
3曲の管弦楽用の組曲も組まれていて、第1組曲には「バラの娘たちの踊り」「子守歌」「ラズギンカ」、第3組曲には「剣の舞」「ゴパーク」などが含まれています。
演奏会では、これらの組曲をそのまま演奏されることは稀で、更に抜粋して組曲として演奏する場合が多いようです。
「ゴパック」(ホパーク)はウクライナの民俗舞曲で、なかなか楽しい曲です(短いのも好ましいです)
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