今日の音楽 6月29日 メヌエット(パデレフスキー)
ポーランドのピアニスト、作曲家、政治家のパデレフスキーは、1941年6月29日に亡くなっています。
政治家と音楽家の二足の草鞋といえば、ヴェルディを思い出しますが、パデレフスキーは単なる議員さんではなく、ポーランドの首相を務めた政治家でした。経歴を考えると音楽ができる政治家ですね。
父親は貴族で、幼少の頃から音楽の才能を発揮したパデレフスキーは12歳でワルシャワ音楽院に入学。卒業後ピアノ教師として母校で教鞭をとっていましたが、子供と妻に先立たれ音楽に献身する事に決めベルリン、ウィーンで学んだ後、ピアニストとしてデビュー。大変な人気だったそうです。アメリカに渡りそこでも人気を得た後、パリで「ポーランド民俗委員会」の活動家になり、やがて政治家の道を歩んだわけです。
作曲家としては、大きな事跡を遺せませんでしたが、6つの演奏会用ユモレスクの中の、メヌエットは演奏も簡単で親しみやすい旋律であることから、ピアノの発表会の定番曲としても知られています。
パデレフスキー自身の演奏です。
« 今日の音楽 6月28日 踊る人形 | トップページ | 今日の音楽 6月30日 我が心に歌えば »
コメント