今日の音楽 6月21日 死と変容
R.シュトラウスの交響詩「死と変容」は1890年6月21日にアイゼナハ音楽祭で初演されました。
人間の死と来世における変容(浄化)を表わした交響詩で、生まれつき病弱で20歳を過ぎてからたびたび死に直面したシュトラウス自身の心の中を音楽にしたもので、25分程度の演奏時間です。
3管編成で、瀕死の病人、幸せだった頃の回想、死との戦いが繰り返され、やがて死に至り変容を遂げたことが表現されるという内容。R.シュトラウスの作品の中では比較的平易な曲なので、シュトラウス初心者にはお勧めの曲です。
カラヤン指揮ベルリンフィルです。
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