今日の音楽 6月18日 交響曲第31番「パリ」
モーツァルトの交響曲第31番ニ長調「パリ」K.297は、1778年6月18日に初演され大成功を収めています。
パリのコンセール・スピリチュエルの支配人ジャン・ル・グロからの依頼で作曲されたため「パリ」という標題で呼ばれているこの31番の交響曲は、第35番「ハフナー」と並んで2曲しかない完全な2管編成の交響曲です。これは、前年に就職活動でマンハイムを訪れた際のマンハイムのオーケストラ管楽器編成に影響を受けたためと言われています。
但し、マンハイム楽派の音楽では従来の急緩急3つの楽章にメヌエットを加えて交響曲を4つの楽章で構成していますが、この曲は3つの楽章になっています。これは、パリの聴衆の趣味に合うようにこの曲が書かれているためとも言われています。
冒頭から、なかなか立派な堂々たる音楽になっていて中期の傑作のひとつですね。
アーノンクール指揮ウィーンフィルで第1楽章です。
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