今日の音楽 6月10日 春はじめてのカッコウの声を聴いて
イギリスの作曲家ディーリアスは1934年6月10日に亡くなりました。
ディーリアスは両親はドイツ人で、イギリスに生まれましたが長じてからはアメリカに渡りその後フランスに定住したため、イギリスでの音楽活動は殆ど行われていません。従って、エルガーやヴォーン=ウィリアムズなどと異なりイギリスとの深いつながりがある作品はあまり多くはありませんが、イギリスを代表する指揮者トーマス・ビーチャムが彼の作品を高く評価し取り上げたことによってイギリスでの人気が定着したようです。
ディーリアスは自由な形式の管弦楽曲に実力を発揮し、傑作の数々を残していますが、小オーケストラのための2つの小品の1曲目「春はじめてカッコウの声を聴いて」が最も知られている曲です。クラリネットによるカッコウの声が派生した旋律による第1主題とノルウェー民謡から取られた第2主題による牧歌的な音楽です。
ビーチャム指揮ロイヤルフィルです。
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