今日の音楽 5月4日 マイ・フェア・レディ
女優オードリー・ヘプバーンは1929年5月4日に生まれています。
今でも女優の人気ランキングでは1位を獲得するほどのオードリー・ヘプバーンは1953年の「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞などを獲得し、一躍スターになっています。小さな体で気品と内に秘めた強さを持つ彼女は美人の定義を変える程の人気をほこりファッションなどにも影響を及ぼしています。
その後、麗しのサブリナ、戦争と平和、昼下がりの情事、ティファニーで朝食をなどに主演しナンバーワン女優の地位を確固たるものにしました。
彼女がただ1回主演したミュージカル映画が「マイ・フェア・レディ」です。言語学者のヒギンズ教授が友人のピカリング大佐と、町で見かけた粗野で汚らしい女性イライザを、一人前の貴婦人にするという賭けを行い、やがて彼女への愛に気づくというお話。原作はバーナード・ショーの「ピグマリオン」。舞台では、ジュリー・アンドリュースがイライザ役を演じていましたが、映画ではオードリー・ヘプバーンが主演に抜擢されました。但し歌は下手糞だったので一部を除いてマーニ・ニクソンによる吹き替えになっています。
映画で主役を奪われたジュリー・アンドリュースは、同じ年にミュージカル映画「メリー・ポピンズ」に抜擢されました。「マイ・フェア・レディ」がアカデミー主演男優賞、監督賞など8部門を受賞したものの、主演女優賞は「メリー・ポピンズ」のジュリー・アンドリュースにさらわれてしまい、かなり悔しい思いをしたそうです。
「スペインの雨」「運がよけりゃ」「君住む街角」「まずは教会へ」など数々の名曲が登場しますが、何と言っても、くたくたになるまで練習をしてようやく訛りのない普通の発音ができるようになった喜びを歌う「踊り明かして」です。
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