今日の音楽 4月2日 七重奏曲(ベートーヴェン)
ベートーヴェンの七重奏曲は、1800年4月2日に交響曲第1番、ピアノ協奏曲第1番などと一緒にウィーンのブルク劇場で初演されました。
初期のベートーヴェンの作品で、この曲をステップのひとつとして交響曲へ繋いだと言われている人気作品のひとつです。古典派音楽の勉強という意味で作曲されたため、ベートーヴェンらしさを発揮する以前のもののため、ベートーヴェン自身はこの作品がいつまでも高い人気だった事はあまり嬉しくなかったようですが、ベートーヴェンは弦楽四重奏以外の室内楽曲をあまり作っていない為、特に管楽器の奏者からは親しまれるのはやむを得ない事だとは思います。
難易度もそれ程高くないため、アマチュアの間でも人気が高いのですが、全曲を通すと40分を超える大作のため、体力は激しく消耗する曲ではあります。
編成は、クラリネット、ファゴット、ホルンとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで、シューベルトは後に、これにヴァイオリンを1本加えて八重奏曲を作曲しています。
6つの楽章から出来ていて、
第1楽章 ソナタ形式
第2楽章 Adagio cantabileの緩徐楽章
第3楽章 ピアノソナタ第20番の第2楽章から転用したメヌエット
第4楽章 民謡の主題による変奏曲
第5楽章 スケルツォ
第6楽章 序奏つきのソナタ形式で、ヴァイオリンのカデンツァまでついているお得な楽章
第3楽章です。
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