今日の音楽 4月10日 黄昏迄
1952年4月10日は、シンガー・ソングライターさだまさしの誕生日です。
長崎で裕福な材木商の家に生まれたさだまさしは幼少からヴァイオリンを習う程のお坊ちゃまでしたが、1957年の諫早大水害で父親の事業が失敗し家は没落します。ヴァイオリンの才能を認められ小学校卒業後単身上京しヴァイオリンを学び、芸大付属高校を受験するが失敗し失意の内に国学院高校へ入学。ヴァイオリンへの情熱は失ったものの音楽への思いは強く国学院大学に入学するも早々に中退したさだを訪れた、高校時代の友人吉田正美と意気投合しグレープを結成。1973年にレコードデビューするも全く売れず、2曲目の「精霊ながし」も始めは全く売れなかったもののラジオで紹介されじわじわとヒットし、レコード大賞の作詞賞を獲得するまでになりました。それ以降はご存知のとおり、日本を代表するフォーク歌手のひとりとして活躍しています。
さだまさしの音楽は、私小説的作品・・・「精霊流し」「転宅」「親父の一番長い日」「椎の実のママへ」など
落語好きの本領を発揮したユーモア(とペーソス)作品・・・「パンプキンパイとシナモンティー」「関白宣言」「恋愛症候群」
故郷長崎を歌った曲・・・「絵はがき坂」「長崎小夜曲」「長崎から」
ダイナミックで朗々と歌われる曲・・・「夕凪」「ひきしお」「黄昏迄」
などとても多彩な作品があります。
「黄昏迄」は1981年発売のソロ6枚目のアルバム「うつろひ」に収録された曲ですが、7年後に「風に立つライオン」とのカプリングでシングル化された曲。海を見ながら亡くなった恋人を懐かしむ歌です。
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