今日の音楽 3月28日 蚤の歌
ロシアの作曲家ムソルグスキーは1881年3月28日に亡くなっています。
ロシア五人組の中で最も早く亡くなってしまったムソルグスキーですが、作品はロシアに根づく民謡や民話を題材にしたものが多いものの作風は大胆なものが多い作曲家でした。生涯を貧窮で酒びたりなどで体をこわし42歳の若さで亡くなってしまったわけです。
現在、演奏される作品は、殆どがムソルグスキーオリジナルのものではなく、誰かが手を加えたものです。(ボリス・ゴドゥノフぐらいでしょうかね)
「禿山の一夜」はリムスキー=コルサコフ編曲、「展覧会の絵」はラヴェルがオーケストレーションしたもので有名になり、歌劇「ホヴァンシチーナ」、「ソロチンスクの市」は未完に終わったためリムスキー=コルサコフやショスタコーヴィチなどの補筆によって上演されたり一部だけ演奏されたりしています。
ムソルグスキーの作品の中で、異色なのが「蚤の歌」です。
正式な名前は、「アウエルバッハの酒場でのメフィストフェレスの歌」で、ゲーテのファウストの中の一節に、メフィストの笑い声を挿入したもので元々はアルト用に作曲したものですが、現在ではバス歌手によって歌われることが殆どです。何よりも蚤を大切にしていた王様を風刺する内容です。
ネステレンコの歌です。
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