今日の音楽 3月24日 アンダルーサ(グラナドス)
スペインの作曲家グラナドスは、1916年3月24日ニューヨークから船で帰国する途中、ドイツの魚雷攻撃によって船が沈没し死亡しています。
バルセロナとパリでピアノと作曲を学び、バルセロナに戻ると活動を開始。1901年グラナドス・アカデミーを設立しピアノを教えはじめます。この組織は後に、アリシア・デ・ラローチャなどを育てています。1911年、組曲「ゴイエスカス」、1914年には歌劇「ゴイエスカス」を作曲し1916年にニューヨークの初演に立ち会った帰途の船で生涯を閉じました。
スペインに根ざした作品が多いのですが、単なる民族風音楽でなく近代的なスタイルの作風で、後のファリャなどに影響を及ぼしました。
1892年から1910年にかけて少しずつ作曲された「スペイン舞曲集」は、グラナドスを代表するピアノ曲で全12曲からなっています。その第5曲目「アンダルーサ」はアンダルシア地方の印象を作曲したもので、ギターの奏法を取り入れた作品です。そのために、ピアノ以外でもギターで演奏されることが非常に多い曲です。
デ・ラローチャのピアノです。
« 今日の音楽 3月23日 交響曲第94番「驚愕」 | トップページ | 今日の音楽 3月25日 グッバイ・イエロー・ブリック・ロード »
« 今日の音楽 3月23日 交響曲第94番「驚愕」 | トップページ | 今日の音楽 3月25日 グッバイ・イエロー・ブリック・ロード »
コメント