今日の音楽 3月16日 ロメオとジュリエット(チャコフスキー)
チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」は1870年3月16日に、ニコライ・ルビンシュテインの指揮でモスクワで初演されました。
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を題材にした演奏会用序曲で、バラキレフに勧められて作曲したものです。修道僧ロレンスを表わすコラール風の序奏、その後モンタギュー家とキャピュレット家の争いを表わす激しい第1主題、ロメオとジュリエットの愛のテーマの第2主題を組み合わせて物語を展開していきます。
最後に、ティンパニで葬送を表現し愛のテーマが短調になって表れて劇的な音楽を閉じます。
現在、通常演奏されるのは初演時の物では無く数回の改訂を経て1881年に出版された決定稿で、初演時よりも更に劇的な音楽になっています。
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